一  試験内容を知る

行政書士試験の受験勉強は、その年の3月下旬から、週1の割合で、司法試験受験経験のある方の手ほどきで学部のテキストに使われる内田貴「民法ⅠⅡ」から始めました。(その2年ほど前に、ひと夏の1週間の体験として、父母会の役員として関わった中央大学の通信教育部の夏季講習で「憲法」と「刑法」を受講し、A評価を受けるという先行経験があります。佐藤幸治の「憲法」、団藤「刑法総論」を読みました。)

行政書士試験の過去問は一切やらず、その代わり、法学検定試験3級行政法コースと実務法務試験3級を受け,法学書院「民法がわかった」「憲法がわかった」それに、行政法は、地元私大の教科書を古本屋で買い込み、読んで、試験を迎えました。実務法務試験のほうは行政書士試験の後の受験でした。関連する試験と試験を組み合わせる方式(テストバッテリー方式と名付けています)で乗り切ろうという算段でした。教養試験は、国語や社会には自信があり、教師という面子に賭けてその場の勝負としました。結果は合格でした。

記述の問題では、内田貴「民法」にあった法学常識用語が出題されたり、択一の問題では、佐藤幸治の「憲法」のテキストの1節がそのまま引用されていたりして、全く運が良かったといえます。行政法に、民法と憲法、それに国語と社会の試験だと漠然と捉えただけで臨んで合格できたのです。